感性・官能評価システム J-SEMS

ケンドールの順位相関係数

ケンドールの順位相関係数

書籍「製品開発に役立つ感性・官能評価データ解析−Rを利用して−」より引用
検定表、数表は省略しています。

J-SEMS.PROで以下の解析を行うことができます。

手法

ケンドールの順位相関係数では、2つの変数それぞれにおける順位の大小関係に注目して、相関係数を求める。

事例

二人のパネリスト(XとY) にAからGの7種類のソファーの座り心地の良さについて、順位付けをしてもらった。データは、下の表の通り。二人のパネリスト間に有意な相関はあるか。

データ例

  1. Xを順位通りに並べ替える。
  2. XとYのパネル間の順位を比較し、順位が一致する(XもYも上昇する)組み合わせの総数Σ P と順位が逆になる組み合わせの総数Σ Q(X は上昇するが、Y は下降する)を数え上げる。
  3. 下記の式より、順位相関係数rk を求める。

  4. rk の有意性の検定をする。試料の数(n) ≦ 10 の時は、検定表()を用いる。

Sが表の値以上であれば、両方の順位には関係があるとみなす(この例は、n=7,s=7なので、有意ではない)。なお、かっこの中の数は、片側検定における正確な危険率(片側)%を示す。

X、Yとも客観的な順位値ではなく、主観的な順位なので、両側検定を行う(+か−のいずれかの値しかとらないことがわかっている場合は片側検定、+と−の値をとる可能性がある場合は、両側検定を行う)。

n>10 の時は、正規分布による近似を用いる。すなわち、Sを下記の式の値と比較する。K αは、正規分布の片側、あるいは、両側α%点。逆相関の可能性がある場合は、|S| を用いて検定する。

Sが該当する危険率のK αで、上記の式で求めた値よりも大きければ、両方の順位には、関係があるとみなす。
K αは、表()を参照のこと。

同順位がある場合

Xがk箇所にt1,t2,…,tk 個, Yがl箇所にu1,u2,…,ul 個の同順位を持つときは、同順位のものには平均順位を与え、rk は、次式を用いる。

なお、